災害時に「介護タクシー」ができること
この度、せたがや移送支援ネットワークでは「せたがや災害時支援介護タクシーネットワーク」(通称 SDSTN[Setagaya Disaster(災害) Support Taxi Network])を発足しました。
東日本大震災以降、首都直下型地震等の危険性が高まる中、地震災害に限らず、集中豪雨や台風による水害や寒さに命を脅かされる雪害による甚大な被害も発生しています。
その中において、介護タクシーは災害時に何が地域住民のためにできるか、模索していきます。
本事業『せたがや災害時支援介護タクシーネットワーク』は、大規模災害時において地域住民のために何ができるか、まずこの世田谷の地で活動を開始いたします。
災害対策・支援には「自助」「共助」「公助」という考え方があります。
自分や家族で行うものは「自助」、地域や町内会で行うものは「共助」、そして国や行政機関が行うものは「公助」です。
災害が起きた時、まず、何よりも守らなければならないのはご自身です。そのご自身の身の安心の確認が取れたら次に守るべきはご家族です。ご家族の確認が取れて、安心の確認が取れた後、手を差しのべることができる方は次にお隣さん、そして地域住民、町内会と助けられる人たちは助けなければなならない人の範囲が広がっていきます。
当せたがや移送支援サービスネットワークのメンバーも災害時にご自身、ご家族、そしてお隣さんの安心の確認が取れた後は、地域住民の助けに向むかうことができる介護タクシーのメンバーはその時、福祉車両と車椅子、そして高齢者を扱うノウハウがあります。
現在、民生委員の方々との連携を模索しております。地域住民の中で災害時の一番の弱者は車椅子の方々と考えます。その車椅子の方々をよく知る方々が地域でかつやくなされている民生委員の方々です。
その方々と連携して、車椅子の方々の移送を少しでもお手伝いできたらと考えております。
そこで我々に何ができるか、これから十分に話し合い、ご報告ができるタイミングでご報告させていただきます。